―明日へ向かって―
そんな中で、一番楽しかったのは、学校なのに…。



またいじめが始まったら、柚華にも、あたっちゃうかもしれない。




そんなことを考えながら、家に帰った。







家の前まで来ると、家の中から、柚華の泣き声が聞こえてきた。





心配になって急いで家の中に入った。






リビングからお父さんの怒鳴り声と柚華の泣き声が響いている。







ウチは、柚華を守らなきゃいけないからおもいっきり、リビングに入った。








そこには、ガラスの破片で怪我して泣きわめく柚華と、ヘラヘラと笑っているお父さんの姿があった。






その時ウチは、ものすごく頭に来た。



自分の子なのに傷つけて楽しいの?




そんな父親ならいらない。






お母さんは、ちょうどお出掛けしていて、今日は帰ってこない。




きっとお父さんは、それを狙って柚華を傷つけたんだろう。



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