―明日へ向かって―
最終章

想い出

この小学校での一番の思い出は「友達が出来たこと」


それが一番の思い出。




スッゴく不安だった。


初めて学校にきたウチにみんな優しくしてくれた。


心強かった。


またイジメられるんじゃないかって。


アイみたいにウチの目の前から突然いなくなって、一生逢えなくなるひとがまたいるんじゃないか、ッて。


結局ウチは一歩も前を向けてなかった。


向かせてくれたのは、ユリア。


結局ユリアも遠くへいってしまったけど、同じようにどこかで生きてるんだから…。
< 40 / 42 >

この作品をシェア

pagetop