―明日へ向かって―
でもやっぱできなかった。




あたしは、麗華に笑ってほしかった。



ずっと前、あたしとアイは、すごく仲が良かった。


でも、いじめられてる麗華とずっと一緒にいたのは、アイだった。



自然とあたしとアイは離れていった。




それからあたしは麗華が嫌いだった。



何か大切な物を取られたみたいだったから。





でもその後、やっぱ麗華は悪くないんだ。

何であたしは麗華のこと、嫌ってたんだろう?
ッて思うようになって今、仲良くなりたいと思っている。



人間って不思議だよね。



この前まで嫌いだった人と仲良くなりたいと思うんだから…。
< 9 / 42 >

この作品をシェア

pagetop