少女チック。
「ねぇ、お兄ちゃんどうやったの?」


「うるさい!ほら、こっちこい!」


ダンボールの中にいる少女を持ち上げて


さっきから兄呼ばわりをしていた少女の手を俺は


「えっ………あ…」


その時俺は助けようとも考えてなかったしまだ冗談に思えていたから。


「ねぇお兄ちゃんそんな早く走ってどこ行くの!?」


安々とこんな事も言っていた。


「ん?そりゃ決まってる!俺の家だ…!」


「お兄ちゃん……。」


安心したかのような言い方をする少女。




狙うは特番。



それ以外何もないぜ。
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