千年の時空を越えて
シュンシュンと流れ星のように空から空気が裂けるような音が聞こえたかと思うと、バタバタと仁和寺の仲間が倒れていった。
そして、その一つが仁和寺の肩や足に当たって私に、倒れ込んできた。
仁「うっ・・・。何だ・・・これは?」
雪「衛星から、攻撃したの。さっきの誓いの言葉が、音声起動装置。あんたが、私の大事な人達巻き込んだのが、運のツキだったね。」
私はすかさず、上にのしかかっている仁和寺をどかして、巻かれた拘束具をはずして、皆の元へ駆け寄った。
雪「大丈夫ですか?怪我は?」
皆、呆然として首を横に振る。皆の拘束も解いて、離れてもらう。
そして、仁和寺の所へ、駆け寄った。
雪「お前のせいで、屈辱的な言葉を言った挙げ句、トンでもない事になったわ。死刑に処す。」
そう言って胸ぐらを掴んだ。すると、
仁「今の目、さっきより冷たい目をしてる。凄く綺麗・・・。」
と言って、気を失う。
そして、博士へのみ通信可能のコンパクトタブを開く。
ピピピピピ・・・。少し、待ってると、
武「雪たん!見てたよ!もう、僕スッゴく感動!ちゃんと、データに残したから、帰って来るの楽しみに待ってるねん♪しかもその白無垢似合ってる!僕色に染めてあげるから♪」
雪「キモイです!こんな音声解除と起動暗号やめて下さい!親子です!」
武「親子でも、お風呂入るよ~。もうやっぱり反抗期?」
雪「もういいです。指名手配犯を捕まえたんで、なんとかして下さい。私は帰れますか?」
武「犯人確保お疲れ!なんとかするから、その人達、縛って置いておいて~。あと、雪はまだもうちょいその時代にいて。パドリック隊長からの命令だって!なんか、いくつか任務があるみたいだよ。あ!<誓い>忘れないでね♪じゃあ、またねー。」
そう言うと、通信が切れて、しばらくすると、博士のラボのタイムマシンが来た。
中から、ロボットが出てきて、犯人グループを連れて行った。
雪「はぁ。」
一つため息をついて、皆のいる方へ、向かった。
土「取りあえず、屯所で話を聞く。戻るぞ。」