千年の時空を越えて

雪「未来では、時空を、行ったり来たり出来るようになります。過去に行けるようになります。ここで言うと、織田信長の時代に行ったり、平安時代に行ったりという感じです。そういう乗り物が出来ます。」


藤堂さんがへぇ~っと変な声を上げる。


雪「どこの時代にも、悪い奴はいるものです。過去に行って、歴史を変えてしまう輩がいるんです。そういう輩を捕縛するお役目の組織に属しています。」


総「なんだか、僕らと似てますね?悪い奴、捕縛するとか。」


雪「ふふっ。そうですね。」


土「じゃあ、さっきのが罪人か?」


雪「はい。あいつは、全世界・・・。えっと、全国で指名手配を受けるほどの、罪人だったので、捕縛出来て、良かったです。ご協力ありがとうございました。」


総「へぇ~。じゃあ、僕達、お手柄ですね!」


雪「はい。お手柄です。」


土「じゃあ、終わったのに、なんでここにいる?罪人なら取り調べやらねぇのか?」


雪「やりますが、別の人がします。・・・。実は、私・・・。仲間の策略に落ち、乗り物を壊され、罪人の疑いがかけられています。なので、今、帰ると、さっき捕縛した奴らの仲間と疑われてしまうのです。その濡れ衣の証拠を、私の父上が今、探してくれているのです。」


近「なるほど・・・。では、証拠を、見せてくれ。未来から来た証拠を。」


何が信じてもらえる?・・・。あんまり、機密を漏らさず、信じてもらえる物・・・。あ!恥ずかしいけど、致し方ない。男受けは良いだろう。


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