千年の時空を越えて
土方さんの部屋に、連れて来られた。


緊張するな・・・。なんか。


土「大丈夫か?」


雪「え?あ、はい。」


土「床、用意する。早く寝ろ。」


雪「ありがとうございます。」


そう言うと、土方さんは、頭にポンポンと手を置いて、ニッと笑った。


雪「おやすみなさい。」


土「あぁ、おやすみ。」


すると、土方さんは、文机に向かい、筆を走らせている。


ユラユラ揺れる、行灯の火を見てると気持ちが安らぐ。


筆を、走らせる土方さんの背中を見ながら、うつらうつらする意識を手放した。




< 118 / 481 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop