千年の時空を越えて
愛しい寝顔~土方Side~
今日は色々あったと少し疲れを感じていたが、書簡の仕上げるため、筆を走らせていると、総司と、雪の声が聞こえる。
あいつらこんな夜更けまで何やってんだ?しばらくしても全く、話し声が止まない。
それどころか、どんどん、言い合いが大きくなっている。
イライラしてきた!俺は、総司の部屋に注意をしに行く。
スパーーーン
襖を開けると同時に、
「うるせえ!」と怒鳴ると、とんでもない光景が目に入る。
総司と雪が、激しい接吻をしていた。というより、また総司が、襲ってる。そんな、感じだった。
俺は、総司をひっぺ剥がすと総司は、邪魔だと言ってきやがる。
総司と雪の絡んでる姿を見るのは二回目だ。
まぁ、総司からすると俺は、邪魔者である事、この上ないだろう。
でも何かモヤモヤする。
そんな気持ちを抱えて、雪を引っ張って自分の部屋に戻る。
寝床を用意し、寝かせると、しばらくすると寝息が、聞こえてきた。
こっちの気もしらねぇでスヤスヤ眠ってやがる。
総司が付けたであろう首筋や、鎖骨の赤い痕をなぞる。
そして、白い首筋に顔を近づかせる。
ハッとしてすぐ体を起こす。
何やってんだ、俺は・・・。
雑念を振り払うよう、書簡に筆を走らせた。