千年の時空を越えて
甘酸っぱい二人
次の日の朝、目が覚めると、文机に顔を伏せて、眠っている、土方さんがいる。
あのまま寝てしまった・・・。
そっと、自分が使っていた、掛け布団を土方さんに、掛ける。
寝顔を盗み見る。
この人は寝顔までセクシーだ。と思っていると、沖田さんがそっと、入ってきた。
雪「あ。沖田様、おはようございます。」
総「しー。おはよう。それに、二人の時は?」
雪「そ、総司様、おはようございます。」
そう言うと、総司さんはニコッとして、私の腰に、手を回してキスしてきた。
雪「ちょ、ちょっと!何を!」
総「何って、接吻。昨日、鬼に邪魔されたから、鬼退治に来たんですよ♪ふふふ」
と悪い笑みを浮かべている。
雪「いや!でも昨日も、遅くまで、書簡整理をされててお疲れのようでしたし・・・。」
総「そんなのいつもですよ。」
そう言うと、総司さんは、筆を持ち、土方さんの顔に落書きし始めた。
土「んー・・・。ゆ・・き・・・。や・・めろ・・。」
総「ふーん。土方さん、僕の雪の夢見てるんですか?妬けますね~。えいっ。」
そう言って落書きされた、土方さんは、総司さんに、ぎゅっと抱きついた。
土「雪・・・。」
総「やっぱり、モヤモヤする。」
ぺちっと、総司さんが、土方さんの頭を、叩いた。
ハッと、起きた土方さんに、総司さんは、ニッコリ笑って
総「おはようございます。朝餉、間に合いませんよ?」
土「おぉ。悪ぃ。」
総「さぁ、行きましょう。」