千年の時空を越えて
宴も、そろそろお開きになり、私は、総司さんと部屋に戻る。
そうすると、ぎゅっと、総司さんに抱きしめられた。
総「ずっと、こうしたかったです。」
雪「書簡整理しなかったら、時間沢山ありましたけどね!」
嫌みを言う。
総「う~ん。だって、雪、すぐ引っかかるから可愛くて、つい。」
雪「ついじゃない!こっちは腕が棒になりそうです!」
総「じゃあ、僕が癒やしてあげますね?」
そう言って、私の手の甲から徐々に上に唇を優しく当てて軽く吸う。
身体がビクッとするのを、総司さんは楽しむかのように、続ける。
総「雪・・・。好きですよ。」
そう言って、優しく唇を重ねる。徐々に深くなっていく口づけに立ってられなくなり総司さんにしがみつく。
そっと、畳に押し倒され、総司さんは、首筋に、鎖骨に、赤い跡を残していく。
いつの間にか、着物を脱がされ、肌を吸われる音と二人の甘い息遣いが部屋に響く。
総「雪・・・。僕に君を下さい。」
そう言われて、ハッとする。
そうだ。このまま<最後まで>はだめだ。
この時代、避妊具なんてない。自分も持っていない。
沖田 総司は歴史上でも子供どころか妻もいない・・・。
しかも、私と彼は、生きる時代も違う。このままだといつか、妊娠する可能性がある。それは、ダメだ。
雪「・・・っ。ごめんなさい。・・ごめっ・・んなさい・・・。」
こんなに彼を好きになっている。自分も彼と一つになりたいのに、許される事ではない。
雪「総司様の事は、とても、大事です。大好きです。でも、これ以上は・・ダメなんです。・・・。ごめんなさい。」
総「・・・。確かにそうですね・・・。僕達、お互いの立場で考えるとそうですね・・・。僕の方こそ、すみません。」
総司さんはそう言うと、私の唇に優しく唇を重ねて、抱きしめた。