千年の時空を越えて



スパーーン。


え?っと動きを止めそちらを見ると、山崎さんが狙っていると言っていた護衛らしき人だった。


男は、スマンと言い出て行った。はぁと安堵のため息をするも、まだ覗き穴の気配は消えない。


また、愛し合うフリを続行する。


しばらくすると山崎さんが、果てるフリをする。


そして、キスしながら


丞「お菊ちゃん、愛してる・・・。」


雪「うちもやで。清助はん。愛してる・・・。」


丞「っ」


そう言うと、山崎さんが息を呑んで、深いキスをする。愛してると何度も囁きながら・・・。


しばらくすると、床の間の気配が消えた。


それでも、山崎さんは、舌を絡ませて、キスをする。


胸を押し返すも全く、動かず、胸から腰のラインに指を這わせている。


仕方ないなぁ~。布団の下に忍ばせておいた、スタンガンもどきをピッと、山崎さんに当てる。


丞「う゛っ。」


雪「もう、行きましたよ!床の間、調べましょう。着物早く着て下さい。」


と言うと、山崎さんは思いっきり、大きなため息ついて、チュッとキスをした。


丞「わかった。もう、そんなんどこに忍ばしてたん?もっとしてたかったのに~。」


とそう言って、着替え、二人で、床の間を調べる。






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