千年の時空を越えて
部屋に行くと、ちょうど、会議は終わって、バラバラと皆が部屋から出てくるところだった。
雪「近藤さん!」
近「お?雪か。何だ?」
雪「お願いがあります。」
近「一応、聞く。何だ?」
雪「大坂へ一緒に連れて行って下さい!」
近「ダメだ!」
雪「お願いします!」
近「なぜ行きたい?」
雪「私の故郷が大坂です。いつ、未来に帰るかわからないので行ってみたいのです。」
近「別の機会にしろ。」
雪「だったら、お暇を下さい!」
土方さんも加わる。
土「お前は、阿呆か!」
仕方ない。
雪「未来から来た私が<付いていきたい>と言っています。この真意を汲み取って下さい!」
近「っ・・・。」
土「何が・・・起こる?」
雪「そこまでは言えません。」
近「ただな・・・。今回は、芹沢隊長が来る。お前が狙われるぞ。」
雪「わかっております。お願いします!」
近「わかった。そこまで言うなら、来い。ただし、目立つな。わかったな?」
雪「はい!ありがとうございます。」
そうして私は大坂行きを許してもらった。