千年の時空を越えて
夜、遊廓で休んでいると、外が騒がしい。
外を、見ると、力士集団が辺り一面埋め尽くしている。
総「うわ~すごいですね!これが、雪の言ってた何か・・・か。ふっ。」
僕は、目の前の敵に武者震いがする。僕の血がドクドク騒ぐ。今からの戦闘に心が踊っている。
芹沢先生が2階から飛び降りて刀を抜く。それに続いて、僕も飛び降りて、刀を抜く。
フッと上を見ると、彼女は2階で力士の方をジッと見ていた。
そこにいてくれる方が安心です。
視線を彼女から逸らして、敵を睨む。
雪「永倉さん、格好いい・・・。」
そんな彼女の声が聞こえて、そちらを見ると、
総「!!!」
新八さんが彼女を抱きかかえ深い接吻をしている。
すると、今度は、一くんまで!山南さんとも次々接吻している彼女・・・。
受け入れてる彼女。
すぐに近くに寄ると景気づけだと。新八さんが言ってきた。お前も、加護貰ってこい!って。
彼女の側まで行くと、腰が抜けているようだった。思わず、僕も、深く接吻する。
こんなに腰砕けて大丈夫なのか?と心配するも、彼女は、僕の腕の中で、目を瞑り深呼吸すると、昼間見たときより冷たい目になって敵の中に飛び込んでいった。