千年の時空を越えて
すると、皆が、席に着いた。
さぁ!!やりますかっ!
襖を開けお辞儀。
まずは、近藤さんに挨拶。ニッコリ笑うと、赤くなっている。土方さんも、固まってる。沖田さんも赤くなり、視線を逸らす。そして・・・。
永倉さんに挨拶。首を傾げてジッと見つめた。永倉さん顔真っ赤。くくくっ。
耳元で
雪「心、揺らしてくれはりましたか?新八様?」
と聞くと、
新「なんで、新人のあんたが、俺の名を?」
雪「あらあら!新八様?昨日も、一昨日も、ご一緒したのにうちの事忘れてしもたん?ひどいお方やわぁ!」
新「え・・・昨日も一昨日もって・・・。まさか、お前、雪か!?。」
全員「えぇぇぇぇぇぇ!!!!」
雪「うちぃ、子供やさかいになぁ。あ!でもさっき顔真っ赤でしたねぇ。子供のうちに胸を高鳴らせてしまいはったん?」
そう言ってぺろっと舌を出した。
すると、ギュッーと抱きしめられる。
雪「ちょっ、ちょっと!永倉様!」
新「お前、綺麗になるなぁ!今宵なら抱ける!」
雪「なっ!」
総「離れてください!」
総司さんに剥がされてギュッとされると耳元で可愛いと言われる。
雪「総司様、気づかなかった上、胸を高鳴らせてましたよね?」
総「う゛・・・。ごめん。」
土「おら!離れろ!雪!こっち来い!」
総「ちょっと!僕の雪です!」
土「お前のじゃねぇ!」
そう、恋仲になったと言うが、信じてもらえない。というか認めてもらっていない。
土「こっち来い♪」
隣に座ると、髪を撫でられ、肩を抱かれる。
土「本当だなぁ!新八さん!今宵なら抱ける!おい!雪、俺が、水揚げしてやろうか?」
総「それは、僕の役目です!」
近「いやいや俺だろう!」
水揚げって確か“初めての相手”!?
雪「もう!間に合ってます!」
その言葉に、
部屋がシーンとなる。
雪「え?何ですか?」
土「お前、まさか・・・。」
近「芹沢隊長か!?」
何でそうなる!?まぁ打倒か。
それは、違うと誤解を解き、皆にお酌して回る。