千年の時空を越えて
皆、お酒を飲んで、そのまま、その部屋に泊まっている。いわゆる雑魚寝。
すると、総司さんがちょっと出ましょう。と私の手を掴み外に連れ出す。
雪「今日は、楽しかったですねー。」
そう言って、彼の方を見ると、ジトッと見られる。
雪「どうかしましたか?」
総「どうかしましたかじゃありません!」
そう言って、ギュッと抱きしめられる。
総「雪に触れて良いのは、僕だけでしょう?それなのに、色んな男の接吻受け入れて・・・。」
そう言うと、彼は、私の唇を親指でなぞる。
雪「あ!・・・。ごめんなさい。」
彼氏としては面白くないだろう。
私は、未来で、挨拶で頬にチュというのはよくしてて慣れてる。
まぁ、ここの人は、何故か深いキスだが・・・。これは確かに嫌だろう。
総「それに・・・。こんな可愛い姿、他の人達に見せるなんて。いつの間にか、新八さんとも仲良くなってるし。仲良いのは良いことですけど、近すぎます。」
雪「それって・・・。やきもちですか?」
総「う゛・・・。そ、そうです!ここは、男ばかりだし、それだけでも心配なのにあなたは芹沢隊長の所へ行ってしまうし・・・。もう、甘味が喉を通らないくらい心配してます。」
雪「ありがとうございます。でも私の想っているお方は、総司様だけです。近くにいて、こんなに心が揺れるのもあなた様だけです。」
そして、ギュッと総司さん抱きしめた。
総「今日の雪は、本当に綺麗です。最初、わからなくてすいません・・・。」
雪「悪戯成功ですね♪」
総「雪・・・。好きです。」
総司さんはそう呟いて、何度も唇を重ねた。