千年の時空を越えて

そう言うと、腕を掴まれ、キスされる。


雪「んー!」


どんどん深くなるそれに立ってられなくなり土方さんにもたれかかる。


土方「近藤組恒例の景気付けだ。くくくっ。でも、こんなんで立ってられねぇとは、俺から何を奪うんだ?あぁ?」


そう言うと、また、土方さんは、私の唇を奪い、さらに深いキスをする。


頭がボーっとしてクタッと座り込む私を見下ろし、満足したように笑う。


雪「なんて事するんですか!」


土「満足してるんじゃないのか?」


雪「はぁ?信じられない!」


土「してないのか?じゃあ、もう一回・・・。」


そう言って、顔を寄せる。


雪「もう満足しました!幸せ一杯です!」


土「おーそうだろう、そうだろう。」


頭に手を乗せられポンポンとされる。


雪「また、やってしまった。ごめんなさい・・・。総司様。」


そう呟くと、


土「お前を、独り占めしようとする事が間違ってるな。」


と笑ってる。意味わかんない。


そうこうしているうちに、もう辺りは真っ暗だった。


雪「あ!門限!」


そう言って、立ち上がると、また腕を掴まれ、ギュッと抱きしめられた。


土「嫌な事があればすぐに言え。わかったな?」


雪「はい。」


そう言うと、よしと頭に手を乗せられて、今度は、優しいキスをされた。


行くぞと手を引かれ、芹沢さんのいる所まで連れて行って、遅くまで借りたと詫びてくれた。



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