千年の時空を越えて
「おい、総司、雪。いいか?」
総「嫌です。」
スパーーン
土「何でだよ!」
総「うるさいですよ!土方さん!」
土「あぁ。すまない。で、大丈夫か?」
雪「はい。大丈夫です。すみませんでした。持ち場を離れて・・・。」
土「今日は、ゆっくり休め。」
雪「はい。ありがとうございます。」
土「オラッ。行くぞ。」
総「えぇー僕もですか?」
土「当たり前だ!後で粥でも持ってきてやる。」
総「いやいや、もう土方さんの出番はお終いですよ。」
土「お前には、関係ないな。」
総「ありますよ!ぼ・く・が雪の恋仲ですよ!」
土「ここの屯所中、誰にも認められてないのにか?」
土方さんが意地悪な笑みを浮かべている。
総「へぇー・・・。土方さん。雪の事好きって気付いたんですねー。」
土「なっ。べべべ別に俺は・・・。」
総「あーあ。顔真っ赤になって可愛いですねぇ。でも、雪は、僕の恋仲ですから。何かしたら許しませんよ。」
土「はっ。お前とは場数が違うんだよ。雪が心替わりするかもしれねぇだろ?」
なんかお互いから黒いオーラが出てるんですが・・・。
睨み合っている二人の間に、ハイハイと原田さんと井上さんが入ってきた。
左「おいおい。病人の前で、喧嘩するなよ~。ほら、二人とも今日は、出入り禁止だな!」
そう言って、二人を軽々と井上さんが首根っこ掴んで出て行った。
左「ゆっくりしとけよ!」
雪「ありがとうございます。」
左「おう。んじゃな。」
久しぶりな賑やかさが心地よく、よく眠った。