千年の時空を越えて
玲Side
雪を乗せたタイムマシンを見送りながら、玲は、黒い笑みを浮かべた。
玲「さようなら。」
私は、陸が好きだった。同級生の陸は、とても、モテていた。
でも、本人は、自覚はない。
同じクラスになって、仲良くなった。
クラスメートたちには、<夫婦>とか、<神島さんの奥さん>とか、言われてた。
自分も、言われて嫌じゃなかった。
何より、好きな人と、そういう噂を立てられ嬉しかった。
でも、学生、最後の年になり、陸は変わっていった。
今まで、勉強とかせず、留年が危ぶまれていたのに、猛勉強するようになった。
しかも、「時空特殊作戦部隊」に行きたいと。
そして、図書館で、顔を赤くして嬉しそうに笑ってる陸の横にいたのが雪だった。
その光景を見ても、諦めれず、私も、猛勉強して、雪と同期になってしまったが、なんとか、特作隊に入れた。