千年の時空を越えて
総司さんと部屋に戻る。
私は、どうも、気持ちが塞ぐ。
総「どうしたんですか?」
優しく頭を撫でながら聞いてくれる。
私は、首を横に振って、答えた。
雪「何でもないです。」
すると、総司さんが抱きしめて、
総「心配ですか?」
雪「いいえ・・・。でも、気をつけて下さいね。」
そう、笑顔で言うのがやっとだった。
彼が勇五郎君を傷つけた事を強く後悔してしまうからだ。
彼は、とても心の優しい人だから・・・。
私は、ギュッときつく抱きついた。