千年の時空を越えて

ずんずんと手を引っ張られて、川のほとりに連れて来られた。



雪「何ですか?」



土「辛いか?」



雪「え?」



土「今回、お前、ずっと辛そうにしてた。まぁ、こうなることわかってんだもんなぁ。お前は、これから起こること、全部知ってて・・・。幸せな事ばかりじゃない。そりゃ辛いわな・・・。」


土方さん・・・。私の気持ちわかってた・・・。



土方さんが近づいて、ギュッと抱きしめられる。


土「だから、辛かったら辛いと言え。一人で抱え込むな。まぁ、本心は俺に頼れって言いてぇが、総司でもしんぱっさんでも、一でも誰でも良いから頼れ。お前の事大事に思ってる奴らばっかりだからよ。」



雪「ありがとうございます。嬉しいです。」


土「んじゃ、帰るぞ。」


雪「はい。」


気分が少しだけ軽くなった。未来の事は、やっぱり言えないけど、この人達は、本当に私を大事にしてくれる。私は、彼らを守りたい。そんな気持ちが大きくなっていった。







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