千年の時空を越えて
ー時空特殊作戦部隊ー
この部署は、いわゆる、時空警察の仕事に加えて、後に、世に悪影響を及ぼす者を排除したり、生きていれば貢献をする者が、功績を残す前に、亡くなる事を防ぐ事を仕事としていた。
歴史を変える事を許可された部署であった。
時には、歴史上の人物になった者もいる。
日本の歴史で言うと、織田信長も特殊部隊の任務で隊員がなった者であった。
歴史を変える権限のある部隊。
そこは世界中からのエリートが集まる集団だった。
まず、時空警察に入るには、時空警察学校に入学する。
そこを卒業し試験に合格し時空警察官になる。
そして、この特殊作戦部隊に入るには、倍率数万倍を突破し、特別なカリキュラムを受けて、試験を受け、それに合格をして初めて入隊出来る。
その隊員の中でも、隊長、副隊長の次と言われていたのが、乾 雪だった。
雪はまだ、18歳だったが、14歳の時には、既に、時空警察官の試験をパスし、15歳で、特殊作戦部隊に任命されるという、異例の早さで出世した天才の期待のホープだった。
国籍は日本人。もちろん、時空警察官だから、ありとあらゆる武芸も広く浅くだが習得している。そして、特殊部隊特有の暗殺方法なども習得していた。