千年の時空を越えて
次の日、夜明け前に布団から出る。


隣で寝ている総司さんを起こさないように部屋を出る。



朝ご飯後から稽古って言ってた。だから、朝ご飯前に自分の日課のトレーニングを始める。



そして、朝ご飯後、斎藤さんが、呼びに来てくれた。


今日は、寺での稽古らしい。



素振り1000本。



・・・。腕が上がらない・・・。私のクセが酷いらしく、それを直しながらであちこち筋肉痛・・・。



それから、巡回のときは、なるべくついていき、死番を請け負った。



死番とは、一列に並んで見廻りをするときの一番前を歩く人。


物陰等から襲われたときに負傷しやすい。


本当は、ぐるぐる回しているそうだが頼み込んで変わってもらっている。



少し、素振りに慣れてきた頃、1回目の土方さんとの手合わせの日が来た。

















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