千年の時空を越えて


土「俺を倒したいんだとよ。」



総「それと土方さんの恋仲になるのと何の関係があるんですか?」



ジッと、土方さんが総司さんを見つめ、



土「一年後に俺を越えれなかったら、総司と別れて、俺の女になる。って約束だ。」



総「はぁ!?どういう事ですか?雪!」



そう言って、総司さんが私を見る。



雪「お話ししますので、怒らないで、最後まで聞いて下さい。」


私は、総司さんをしっかりと見つめる。



雪「未来の任務があります。一年後に。その任務は刀で戦わなくてはいけない。他の未来の武器は使えません。その任務は今までで一番大変なものになります。私はこれに命をかけると決めました。剣の腕を、上げないといけないんです。だから、果たし状を渡しました。それで・・・。」

総「それで、負けたら、土方さんの女になると・・・?」




私は、コクンと頷く。



総「はぁ・・・。僕の気持ちは?無視ですか?」



雪「言わなかった事はごめんなさい。でもこの任務は遂行させないとダメなんです。絶対に。勝手に決めてしまってごめんなさい。でも・・・。」


総「わかりました。じゃあ、僕が稽古をつけます。みすみす恋仲を渡せません。」


そう言って、道場を出る。


総司さんはずっと無言。


私、嫌な女だ。いっぱい傷つけてる。言えない事も多い。



総司さん、ごめんなさい。














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