千年の時空を越えて
池田屋事件
皆が出て行った後、私は、武装の用意をする。
一回刺されて死ぬわけにはいかない。メッタ刺しされても動けるくらいにしないと。
私は、木の板や竹で作ったベストのようなものを身につけた。鎖のベストらしきものがあったがそれは、動きが遅くなってしまうため、諦めた。
雪「防弾チョッキがあればなぁ・・・。」
防弾チョッキは、ここへ来たときに、着物に着替え、リュックに入れた筈が目覚めた時にはなくなっていた。
後から総司さんに聞くと、怪しいので燃やしたと言われた。
そして、イメトレをしていくつかの竹の水筒に水を入れてぶら下げた。
よし!任務失敗は絶対、許されない!死ぬなら、せめて、暗殺者殺ってからにしないと!
自分に気合いを入れる。
そして、屯所を出た。