千年の時空を越えて


捜索に出て、四刻ほどたった頃、知らせが来た。



「池田屋で近藤局長の隊が御用改めに入りました!応援が来ていないようです!」



土「なっ!皆、行くぞ!」




急いで向かう。



どの位の敵がいるのかわからない。とりあえず急がないと。




着くと、あちこちから残党が逃げようとしていた。



土「絶対、逃がすな!一人残らず捕まえろ!」



中に入ると、地獄絵図のようになっていた。



あちこちで、倒れている屍。俺は、向かってくる敵を切り倒し、アイツが言っていた部屋へ向かう。



すると、男の声で「・・・串刺しにしてやるわ!」


と聞こえ、見ると、隊服を着た倒れてる者に、斬り込んで行くところだった。




俺は、そいつを切り倒して、倒れているヤツを確認する。



土「っ!総司!雪!」




雪の隊服は真っ赤に染まっている。その下に、総司がいた。二人の側に寄り生きてるか確認する。



微かだが息がある。






土「誰か!こっち来てくれ!」



運び出そうとするも、コイツは、意識がないのに、総司の側から離れない。



仕方ないので二人いっぺんに運ばせる。




土「後は、任せろ。」




そして、踵を返し残党の中に戻っていった。









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