千年の時空を越えて




雪「うーん・・・。」



3人「!!!」


雪が、ゆっくり、目を覚ます。3人でのぞき込むと・・・。



バキッ。



土「グフッ。」



雪が土方さんに殴りかかった。馬乗りになり胸ぐらを掴む。



雪「あれ?ん?」


総司に気付く。



土「グハッ。」



今度は、土方を踏んで離れて、雪は、総司に抱きつく。




雪「総司様!!!ご無事だったんですね!良かった!良かった!」




そして、接吻。


総・丞「くくくくく。ははははははっ」



丞「雪の父上、最高っ。あははははははっ。」



二人は、大爆笑!



総「雪、ありがとう。君のおかげでこの通り、生きてるよ。」




雪「良かった・・・。」


雪は、総司の温もりを感じるように、スリスリしている。




総(やっぱり、可愛い。)



雪「あ。山崎様!」



総司から離れて、山崎に抱きつく。




雪「助けてくれてありがとうございました!」



チュッ。



丞(可愛ええなぁ。総司んとこ先行ったんは今回は許しといてあげるわ。)


土(なんでそっちが先なんだよっ!しかも俺を踏んづけて行きやがった!)




丞「目が覚めて良かったわ。」




雪「ありがとうございます。」




丞「丞って呼んで。後、もう一回接吻、して?」



雪「はい!ありがとうございました!丞様!」



チュッ。



丞(やっぱり可愛ええなぁ。)



ぎゅっと抱きしめる。すると雪もぎゅっと力を込めて抱きしめ返してくれる。



総「ちょっと、いつまで抱き合ってるの?」



土「そうだ!」



雪「あ!土方様!」




土(今、気づいたのかよ!)



ぎゅっと抱きしめられて先ほどのことも消えてなくなる。




雪「助けて下さってありがとうございました!後、先ほど殴ってすみません。まだ、頭が戦闘中だったので・・・。」



土「いいよ。別に、気にしてねぇ。踏んで行ったけどな。」




顎を掴み、接吻しようとすると、誰かの手に唇が当たる。




土「総司、テメェ。」



総「させるわけないじゃないですか。」



丞「総司、ようやった!」




そう3人で争ってると、




スッと襖が、開く。




雪「近藤先生!」




そこには、近藤さんが立っていた。




そして、スルリと土方から離れて近藤のもとへ行ってしまった。





土(行ってしまうのかよ!)



そして、ギュッと近藤に抱きつく。




近「目が覚めて良かった!」



雪「ありがとうございます。」




近「総司を助けてくれてありがとう。」




雪「私は、別に。」



近「それより、傷は大丈夫なのか?」



雪「はい。」




そう言って、雪は、寝間着の帯を解き、近藤に、腹の傷を見せる。




3人(それ、見せたら胸見えてる!しかも、触らせてるし!)



近藤は、傷に触れながら、涙ぐんでいた。




近「それにしても、雪は綺麗な体をしてるんだなぁ!」



雪「そうですか?あ!もう体は動かせるので、何かお手伝いする事ありますか?」



そうすると、近藤は、雪を抱き寄せ、こちらを見ながら、



近「雪にしか出来ないことを手伝ってもらおうか。」



と3人を見ながら、ニヤリとした。



3人「え!?ちょっと!」




雪「はい。何なりと。」



そう言って二人出て行ってしまった。



総「あぁぁ!近藤先生が!僕の雪を!でも先生に、止めてくれだなんて言えないよ~!」



珍しく焦っている。




丞「絶対、喰われる!何で、近藤さんにあんなに警戒ないねん!胸触らしとったんちゃうか!」




土「まぁ、かっちゃんにこの前、剣教えてくれって頼んでたし。あいつ何故か、かっちゃんの言うことは素直に聞いて懐いてる。」




丞「そうなんですか?あかん!雪の貞操が!」




総「僕は、近藤先生になら・・・。」



土「おい!取りあえず、追いかけるぞ!」





3人、顔を見合わせ、よし!と力を合わせた!



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