千年の時空を越えて
総司さんに頼んで、幹部の人達を大広間へ呼び出してもらった。
私は、この時代へ来たときに自分が飲んだ博士の試験薬を調合する。
そして、自分も、大広間へ行く。
雪「失礼します。」
すると、大広間には、幹部が全員集まっていた。
私は、広間の真ん中へ行く。尋問の時を思い出す。
雪「遅くなってすみませんでした。」
近「いやいい。で、大事な話とは何だ?」
雪「総司様の事です。総司様は、労咳を患っています。」
全員「!?」
近「本当か?」
雪「はい。そして、このままだと、総司様は、病で亡くなります。」
近「なっ。」
土「な・・何とかならねぇのかよ・・・。」
雪「私が、病を治す薬を持っています。彼が、彼の命は近藤先生に預けていると仰っています。だから、病が治るまでは、私に彼の命を預けていただきたいのです。お許しを頂けますか?」
近「もちろんだ。宜しく頼む。総司を助けてやってくれ!」
雪「では、お願いがあります。まず、病の間は、私の言うことを聞く事。あと、皆様にもお願いです。未来の人間とは絶対に戦わない事。この2つを絶対に守って下さい。よろしいですか?」
近「あぁ。約束する。」
雪「ありがとうございます。それでは、今から始めます。」
試験薬を取り出す。
雪「皆様にお願いがあります。今から、この薬を総司様に飲んで頂きます。これは、私が、ここへ来たときに飲んだ物と同じ物です。これを飲むと、幻覚、幻聴その他色々と症状が出ます。そして、最後は眠ります。病が治るまで目が覚めません。多分、総司様の場合は、7日ほどかかるかと思います。皆様へのお願いは、飲んだ後、幻聴、幻覚が現れます。刀は危ないので、離して下さい。あと、何があるかわかりませんので、もし危なかったら全員で押さえつけて下さい。」
近「わかった。じゃあ、準備しよう。」
皆の刀は、危ないので、別室へ。そして、総司さんは、寝間着に着替えた。