千年の時空を越えて
次の日、巡回に来ていた。
雪「ん?あれは・・・?」
お菊さんと・・・。隣、誰?なんか言い寄られてるみたい。
もしかして・・・。昨日、言ってた付きまとわれてるヤツ?
雪「お菊さん♪」
菊「あ・・・。雪之助様・・・。」
雪「こんにちは。ねぇ。コイツ誰?」
男「何だてめぇ。」
雪「オレ?オレは、乾 雪之助。お菊さんと恋仲♪宜しくね?で、あんたは、誰?」
男「俺は・・・。お菊ちゃんが好きで・・・。」
雪「はぁ?あんた、バカ?今、言ったよね?俺が、お菊さんの恋仲。」
お菊さんの腕を引っ張って、抱き寄せて、口の端にキスをする。
雪「ねぇ。今度、近づいたら、タダじゃ済まないからね?よーく覚えといて・・・。ね?」
冷たい目でニヤリと笑う。
男は、逃げるように去っていった。
菊「雪之助様、ありがとうございました!」
雪「全然、構いません。それより、あんなのに追っかけ回されてるんですか?」
菊「はい。あの・・・。不躾なお願いなんですが、恋仲のフリをしばらくしていただけませんか?」
そして、私は断れず、恋仲のフリをする事になる。