千年の時空を越えて








板には、透明に見える液体を塗っているので、浮いてるように見える。








志士「何だ!?あれは!?ひ、人が、浮いてる!!!」






雪「初めまして!長州藩の皆様!長州藩は、この戦、負け戦になります!今のうちに、退却されては?」







志士「何を言うか!おなごの分際で!黙れ!撃ち落とせ!」







パンパンとこちらに向かい撃ってくる。もちろん、そんな昔の銃で、私にかなう訳ない。






雪「では、この方だけ連れて行きます。」





高杉さんの目の前に飛び降りた。





わぁお!男前!





雪「高杉 晋作様でいらっしゃいますか?」





晋「あぁ。いかにも。」





雪「では、失礼致します。」




ギュッと彼に抱きつき、ピッとボタンを押しボードを浮かせた。





晋「!?!?!?」




雪「では、皆様!悔いの無いように・・・。失礼します。」






先ほど、丞さんを下ろした木に戻り、丞さんを拾い、全速力でこの場から離れた。






丞さんは、半分死にかけ。高杉さんは、ギュッと私を掴んでいるが警戒心剥き出し。





さすが、天才、高杉 晋作。度胸があるわ。土方さん辺りもきっと同じだろうなぁ。






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