千年の時空を越えて
あれ・・・。なんか、温かい・・・。
周りを見渡すと最近、暮らしている牢屋の梁でなく板の天井が見えた。
横を見ると
雪「ギャッ!!!!」
何故か土方さんに抱きしめられてる。
なんで!?私、昨日、土方さんと会ってないよ!?え?どういう事?
まさかのまさかの展開!?
スッと、離れる。
着物は、そのまま・・・。
じゃあなんで私、土方さんと抱き合って寝てた?
これ、このまま目を覚まされたら気まずい・・・。
私は、総司さんの悪戯を思い出す。
雪「ごめんなさい・・・。」
筆で顔に落書きをした。
スッと、外に出て、屋根に登る。
すると、しばらくして土方さんが、総司さんを追っかけ回していた。
土「総司!テメェ!毎度毎度、今度ばかしは許さねぇ!待ちやがれ!」
総「僕じゃないですよ~!今日はまだしてませんって~!僕が行ったらそんなお顔だったんですって!」
土「お前以外誰がすんだよ!こんな事!」
総「信用ないなぁ~。」
土「あるわけねぇだろうが!!!」
私で~す。まぁいっつも私がやられてるんだし、たまには良いよね。
黒い笑みを浮かべていると・・・。
横に、誰か座った。
丞「あれ、雪の仕業やろ・・・。」
雪「えぇ~。しっらなぁーい。」
丞「ふーん・・・。ひっじかったさーん!それやったん雪らしいですよーーー!!!」
雪「なっ!裏切り者~!」
丞「いつもやられてる貸しを返しただけや。」
黒い笑顔。
土「ゆぅぅぅぅきぃぃぃぃ!テメェか!」
雪「ギャー!ごめんなさーい!つい出来心で~!」
土「待てぇ!コノヤロウ!」
本気鬼ごっこはしつこい鬼についに捕まり、書簡整理の手伝いを一日中手伝わされた・・・。
肘まで真っ黒だし・・・。
もう腕が・・・。腕が・・・。棒です。
雪「あの・・・。そろそろ、遊廓行ってきます。」
土「あぁ・・・。なぁ・・・。お前・・・。」
雪「はい?」
土「いや、いい。行ってこい。」
雪「はい。行ってきます。」
そう言って今日も遊廓へ。