千年の時空を越えて
それから、新八さんは、よく来るようになる。私を呼んだ後、小常さんと時間を共にしている。
雪「私なんか呼ばなくても・・・。」
新「お前は、俺の妹だろ!頑張ってる妹には褒美だ。」
雪「ありがとうございます。」
新「明日、新選組で場所押さえてくれ。遅くなったが、伊東殿の歓迎会だ。」
雪「あ・・・。あぁ・・・。なる程。わかりました。大広間の空きを見ておきます。」
そう言って部屋を出る。
ふぅと溜め息・・・。
私が、牢屋に入ったあの日から、総司さんは、私を避けている。
雪「コレって自然消滅ってやつだよねぇ・・・。はぁ・・・。」
ダメだ!今は、山南さんが先!