千年の時空を越えて






しばらく、泣いて、落ち着いた。





仕事しなきゃ。





立ち上がろうとすると、土方さんに止められる。





雪「持ち場に、戻ります・・・。」





土「そんな顔見れたモンじゃねぇ。今日は、帰るぞ。」





そう言って、手を引かれ、屯所まで帰ってくる。





土「今日から、お前、俺んとこで寝ろ。」





雪「いえ。いいです・・・。」




土「牢屋は、使用中だ。」




雪「じゃあ、縁側で・・・。」




土「あんな所で寝たら風邪ひくわ。」





そう言い合いをしていると、丞さんが通りかかる。




雪「あ!丞さん!今日、泊めて下さい!!」





丞「へ!?」



チラッと、丞さんは、土方さんとアイコンタクトを取った。





丞「んなら、おいで。」





丞さんの後をついていき、部屋で待つ。





多分、土方さんに、話しを聞いてるんだろう・・・。







なんか疲れた・・・。








ゆらゆら行灯の灯を見てると、睡魔が襲い、意識が落ちていった。





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