千年の時空を越えて
町に降りると平屋が軒を連ねて並んでいる。
もしかしてここは、日本?人の姿、確認出来たらわかりやすいけど、夜中みたいだし、人に会うのは危険。
少し落ち着いてきたから、思考も、回ってきた。
しばらく、暗い夜道を歩いていると、人の声がした。
男「あの女、どこ行きやがった。」
男「早く、見つけないと、親分にワシらが・・・。」
これって、日本語!
壁にもたれてそーっと、相手を見た。
刀?あと着物が見えた。
ってことは、時代は明治位までのどこか、場所は日本!
取りあえず、服、着替えないと。
場所を移動し、巾着を取り出す。
雪「あー良かった!着物あった!ありがとう!陸」
着物を入れておいてくれた陸に感謝し、手早く、着替える。
そして、また、町を歩いた。