千年の時空を越えて
それから、雪とは会えていなかった。
謝る事も出来ずにいた。
それからしばらくして・・・。
新「山南さんがいねぇ・・・。部屋にこんな文が・・・。」
山南さんが逃亡した・・・。
土「この事だったのか・・・。くそっ。」
土「総司!お前は、大津の宿へ行け。明日の昼までだ。」
総「はい。」
僕は、複雑だった。僕が見つけたら、山南さんは、法度を破ったということで切腹。
でも、新選組の隊士として山南さんが許せない気持ちもあった。
幹部なのに、法度を破った事。まだ、信じられない気持ちもある。
でも、ちゃんと、聞きたかった。理由を。
大津への道を馬で進んでいると段々、許せない気持ちが大きくなる。
裏切られた。大好きな兄のように慕っていたのに・・・。
そして・・・。
宿に着いた。