千年の時空を越えて

そんな時・・・。



薩摩から二人の浪士が、高杉さんを訪ねてきた。




久留米の古松簡二さんという人。もう一人は、水戸の斉藤佐次右衛門さんという人だ。




私は、3人がいる部屋に、小型の盗聴器を仕掛けた。



古松「西郷吉之助殿からの命で来た。」



西郷吉之助?・・・。って、薩摩のだよね?




ということは・・・。これは、かの有名な、薩長同盟!?





斉藤「桂殿の所には、土佐の者が行っております。」



やっぱりそうだ!




しばらくの間、高杉さんは、二人の説得を受けていた。




しかし・・・。




高杉「・・・悪いが・・・。この話には、乗れぬ。」




古松「しかしですね!」




高杉「ふっ・・・。そんな、話には乗らぬという事だ。」



そして、二人は、帰って行った。


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