千年の時空を越えて




見張り「ん?なんだあれ?え・・・。ちょ・・・っ。おいっ!だ・・・。誰かぁぁぁ!ひひひ火の玉だぁぁぁ!」




あちこちから、恐怖におののく声と逃げ惑う声が、こだました。




そして、しばらくして、誰もいなくなったのを確認して、山崎さんに近づいた。




雪「大丈夫ですか?今、助けます!」




丞「雪・・・?すまん・・・。ヘマした・・・。」




雪「お説教は、後です。歩けますか?」



私は、山崎さんの縄を解き、肩に腕を回した。




拷問を受けて、まだ、時間は、経ってなかったんだ。良かった・・・。





そして、私は、山崎さんを逃がした。




丞「雪・・・。一緒に、帰ろう。もう、ネタ掴んだんやろ?」




雪「はい・・・。私には、まだ、しなくては、いけない事が、残ってるんです。山崎様は、情報を持ち帰ってください。」




私は、薩長同盟の事など、知り得た情報を話した。




丞「嘘やろ・・・?デカ過ぎやろ。その情報・・・。」




私は、ニコッと笑い、山崎さんを逃がした。





よし!任務完了。





もう一つ片付けなきゃ・・・。



私は、踵を返した。
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