千年の時空を越えて




土方さんと、二人になった・・・。



土方「やっと、うるさいのが、消えたな。雪・・・。ご苦労だったな。」



土方さんは、私の頬を優しく撫でた。



雪「土方さん?何を・・・っ。」



いきなり、抱き締められた。



土方「悪かった・・・。危険な目に遭ったんじゃねぇのか?」



雪「少し、危ない時はありましたが、こうして、戻ってきたので、大丈夫ですよ。離して下さい。」



土方「嫌だと言ったら?」



雪「何で、そんな意地悪を・・・っ。」



キスされた。




いつもの景気づけのキスじゃなくて、何か、気持ちがこもったようなキスだ・・・。




気付いてはいけないような・・・。切ないキス・・・。



ゆっくり、唇が離れた。



雪「土方さん・・・。何する・・・。」



土方「好きだ・・・。」




雪「え・・・?」




好きって・・・。



思考回路が、一瞬、止まる。





「何してるんですか?」




低い殺気を纏った声が、後ろでした。

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