千年の時空を越えて
焦り~総司side~
やっと、仲直りをして、さぁ!これから、愛を深めようとしてたとき、雪は、丞ちゃんと、長州へ、密偵に行ってしまった・・・。
総司「土方さん・・・。わざとですか?」
土方「何で、そうなるんだよ!」
総司「やっと、仲直りして、これからって時に、密偵に行っちゃうし!」
土方「喧嘩してたのは、お前らの勝手だろ?」
総司「あーあ・・・。早く、雪に、会って、抱きしめたいなぁ!んで・・・。」
土方「うるせぇよ!」
雪が、敵にやられるなんて、有り得ないし・・・。
総司「でも、雪は天女だからなぁ・・・。害虫が寄ってくるんだよねぇ・・・。色々と・・・。」
そう思って、チラッと、土方さんを見た。
バシッ。
総司「痛っ!」
土方さんに叩かれた。
土方「心の声がダダ漏れだ!バカ!」
総司「土方さんて、雪の事、どう思ってるんですか?僕の予想は・・・。」
土方「つまらねぇ事、言ってねぇで、見廻りに行け!」
はぐらかした・・・。
ふーん・・・。やっぱり、そうか・・・。厄介な恋敵だな。
強敵ほど、僕も燃えるんだけどね。
でも、土方さんには悪いけど、雪は僕のだ。
誰にも、渡すつもりなんてない。
総司「はぁ・・・。じゃあ、見廻りにでも行きますか・・・。」
僕は、部屋を出て、外で、宣戦布告をした。
スーッと、息を吸って・・・。
総司「『願うことー、あるかも知らずー、火取虫ー!』『人の世のーものとは見えぬー桜の花!』『春雨やー客を返してー客に行!』どれもこれも、まっずい、俳句っっ!」
大声で叫んでやった。
土方「コラァ!総司ぃ!!!」
総司「あー。少しだけ、気分が晴れたっ!見廻り、行ってきます♪」
僕は、今度こそ、見廻りに行った。