千年の時空を越えて
丞ちゃんが、出て行った後・・・。
土方「はぁ・・・。」
目頭を押さえながら、深い溜め息をつく土方さん。
きっと、雪を、どうするか、考えているんだろう・・・。
総司「僕が、監察ならなぁ・・・。すぐにでも、飛んでいくのに・・・。土方さん・・・。僕が、行っちゃだめかな?」
土方「お前が行ってどうする・・・。」
総司「でも・・・。このまま、待ってるだけなんて・・・っ。」
土方「わかってる!しかし・・・。雪が自分の未来の役目が有るなら、仕方ねぇだろうが!」
総司「でも・・・っ。」
土方「お前は、何も解ってねぇ!雪の未来の役目がどういうことなのか・・・。」
総司「何か、雪のこと、全て解ってるみたいな言い方ですね?」
僕は、不機嫌を、隠さずに言った。
土方「そんな事ぁねぇよ!あいつは、いつでも、自分の胸に隠すからな・・・。いくら言っても聞かねぇ。」
総司「だから、どうして、土方さんが、雪のことを、知った風に言うんですか?」
すると・・・。