千年の時空を越えて
土方「お前が、その程度なら、俺も、遠慮無くいくからな。」
俺は、いきなりの恋敵宣言をした。
総司「はぁ!?何言ってるんですか?」
土方「前から、思ってた事だ。山崎は、ただのきっかけに過ぎない。お前が、何に戸惑ってるかは、知らねえが、何かに躊躇してるなら、遠慮無く、雪は、貰う。」
総司は、殺気を纏う。
総司「何を、馬鹿なことを・・・。それに、雪は僕のことを好いてるんです!土方さんや丞ちゃんが入る余地などありませんからっ!」
総司は、立ち上がり、勢い良く、襖を開けた。
そして、振り返り、
総司「いくら、土方さんでも雪に何かしたら、許しませんから・・・。」
そう言って、ピシャリと、襖を閉めて出て行った。
俺は、襖を見つめて、一つ息を吐いた。
雪は、きっと、大丈夫だ。
俺は、書簡に目をやり、先ほどの続きを、始めた。