千年の時空を越えて
しばらくして・・・。
総司「雪っっ!雪っっ!」
ドタドタドタッ。
やけに、賑やかだな。
この総司の様子からして、雪が、帰ってきたのか・・・。
俺は、密かに安堵の溜め息をこぼした。
そして、顔を見に、部屋の外へ出る。
土方「っ!」
廊下の真ん中で、総司は、雪に、接吻していた。
それを、平隊士の奴らが、苦い顔で見ている。
まぁ、あいつ等からしたら、廊下のど真ん中で、男同士で接吻しているんだ。
土方「こりゃ、総司と雪は、衆道決定だな・・・。」
俺は、ここで、雪を、襲ってしまいそうな、総司に拳骨を喰らわす。
バシッ!
総司「痛っ!」
すると、雪が、目を瞬かせて、俺を見た。
土方「お前・・・。こんな目立つ所で何してやがるっ!」
総司「恋仲が、久しぶりに会ったら、こうなるでしょ?普通!」
そう言いながらの総司は、雪を抱きしめて、離そうとしない。
雪も、総司の腕の中で、安心しきった、顔をしている。
面白くねぇ・・・。
土方「お前の方が、ケダモノじゃねぇか!オイ。雪・・・。報告をしろ。行くぞ。」
俺は、雪と総司を離すべく、雪の手を掴み、部屋に、導く。
総司「ちょっと!土方さんっ!僕の雪を連れ込むつもりですか!?僕も行きます!」
土方「お前は、うるせぇよ!」
そうして、3人で、仕方なく部屋に入った。