千年の時空を越えて
分岐点
何か、安心する匂いに包まれて、目が覚めた。
すると、目の前に、総司さんが寝ている。
雪「やっぱり、この感じは総司さんだったか・・・。」
私は、総司さんの寝顔を見つめた。
ギュッと私を抱きしめ、幸せそうな総司さんの顔。
私は、そっと、総司さんにキスをした。
すると、パチッと、総司さんが、目を開けた。
雪「っ!」
キスしたのバレた?
総司さんが、悪戯っ子の目をした。
総司「もっとしてよ・・・。」
雪「え・・・?」
総司「寝てる時しかしてくれないの?」
バレてる!!
私は、恥ずかしくなって、下を向く。
すると、総司さんが、私を上に向かせて、キスをする。
胸が、高鳴り、力が抜ける。
総司「雪・・・。僕のこと、好いてる?」
何で、そんな事・・・。
そっか・・・。土方さんとか、山崎さんのことで、不安になってるのか・・・。
私は、総司さんの首に腕を回した。
雪「大好きです。誰よりも、大事な人です。」
そう言うと、総司さんは息を飲んで、深いキスをしてきた。
総司さんの指が、私の乱れた髪の毛を払い、私のおでこにキスをした。
総司さんの指や唇が、少しずつ、下におりてくる。