千年の時空を越えて




お金の引き渡しも済んだらしく、伊東さんは、帰り仕度を始めた。




雪「お気を付けて・・・。」





伊東「次に会えるのを楽しみにしている。」





そして、伊東さんは、出て行った。









私は、芸妓の着物を脱いで、男装する。





土方「行くぞ・・・。」




雪「はい・・・。」




すると、外で、総司さんが待っていた。




総司「雪ぃ!!!耐えれないよっ!こんな事!」




総司さんが、私を抱きしめようとした。





それを、私は、バッと離れた。




雪「ダメです!まだ、体を洗ってません!」




そう・・・。私は、体に致死量の毒を塗っておいたのだ。




次元型の毒だ。





博士が渡してくれた薬は、毒にもなったのだ。






もしも、未来の道具を使ってこようとしても、その頃には、毒が回るだろう。






そして、逃げられた所で、毒で、ヤツは死ぬ。





どっちみち、伊東さんの身代わりになったんだ。史実通りになってもらう。







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