千年の時空を越えて
一度、止まってみる(回想)
私は、土方さんの部屋を出た後、油小路へと、向かった。
人集りができてる・・・。
私は、人の垣根から、覗いた。
藤堂さん・・・。
町の人達は、関わらないように、ひそひそと声を漏らしながら遠巻きに見ていた。
私は、意を決して、人集りの中心に入った。
周りがざわついたが、無視だ。
雪「藤堂さん・・・。ごめんなさい・・・。」
私は、藤堂さんが、これ以上、好奇の目に晒されないように、むしろで、彼を隠した。
本当は、埋葬してあげたかった・・・。
でも、私が、ここから彼を動かしてしまう事は、歴史を変えてしまうのだ。
私は、自分の気持ちを見直すことにした。