千年の時空を越えて
腕の見せどころ?
油小路事件も幕を下ろして、屯所は伏見に移っていた。
幕府の力が、弱っているということか・・・。
私は、自分の筋トレの日課をやり終える。
ブブブ・・・。ブブブ・・・。
最近はタブを見るのが怖い・・・。
雪「逃げてちゃダメだ・・・。」
私は、浮かんだ文字に、目を疑った。
雪「嘘・・・。」
そこには・・・。
対象者:近藤 勇 御陵衛士になり、現地の銃で、右肩を撃ち抜くこと。
雪「何で、こんな物ばかり、回ってくるの・・・?」
でも・・・。
物は考えようだ。
この怪我で、大坂に行くんだよね・・・。
伏見の戦いに参加させなくて良いと言うこと・・・。
だったら・・・。
私は、御陵衛士に変装し、墨染に行った。
雪「現地の銃か・・・。」
今日は、近藤さんは、二条城に、行ってるはず。
今日、史実でも撃たれたと残ってる。
よし。
私は、二条城に向かった。
すると、大名行列のような中に近藤さんがいた。
雪「土方さんの夢・・・。近藤さんを大名にする事・・・。でも、どうして、自分じゃなくて、近藤さんなんだろ・・・。って、あの人は、そういう人か・・・。」
組のために、恨まれ役になって、鬼になってるんだもん。
というか、自分の作り上げた組が、彼の全てなんだろう・・・。
さてと・・・。
周りを、見渡す。
雪「いるいる。」
御陵衛士の残党が、行列を睨んでいる。
あいつ等から、銃を奪って、犯人にしよう。
私は、そっと、その場から、離れた。