千年の時空を越えて
何か隠してませんか?
土方さんに付いていくと・・・。
あ!
雪「総司様っっ!」
ガバッ。
いつも、総司様がしていることを、今日は、私がした。
総司「雪っ!いつも僕がしていたこと、今日は、取られちゃったね?」
雪「ご無事で、良かった・・・。何も、ありませんでしたか?」
総司「う?・・・うん。何もなかった。雪が、これをくれたから。」
そう言うと、総司さんは、ペンダント型のシールドを摘んで揺らした。
ん?
一瞬考えた?
総司「雪・・・。」
ぎゅっと抱きしめられたが、総司さんの体が少し震えている。
雪「総司様?」
私が、顔を上げようとすると、唇を塞がれた。
まるで、顔を見られたくないみたい・・・。
キスをされて、ゆっくり唇が、離れると、総司さんは、また、私を抱きしめて、ぎゅっとした。
やっぱり、何かあったんだ・・・。
私は、無理やり離れて、総司さんの顔を見た。
雪「総司様!・・・っ。」
泣いてる・・・?
雪「どっ・・・どうしたんですか!?どこか、怪我されてるとか?」
総司さんは首を振る。
雪「じゃあ、何が・・・。」
総司「だから、見られたくなかったのに・・・。丞ちゃんの事、聞いたよ・・・。それもあって・・・。雪の事も、心配だった。安心したら、涙が・・・。」
雪「そうでしたか・・・。無神経ですみませんでした。」
総司さんは、私をまた、抱きしめて、しばらく泣いていた。