千年の時空を越えて
部屋を出ると、武里博士が手招きしていた。


陸「博士、あの・・・。」



武「ちょっと、見てほしい物がある。」


そう言われ、一緒にラボに向かった。


武「実は、これ。」


そう言うと、タブに、タイムマシンを整備している雪の姿が映し出された。


陸「え?なんで?さっき、隊長がこの画像は、消されたって・・・。」


武「うん。それは、ここの施設のがでしょ?」


陸「え?どういう?」


武「これは、僕、個人のやつ。犯人は、僕のカメラまでは気づかなかったみたい。」


陸「個人って・・・。」


武「僕の雪メモリアル。」


陸「それ・・・。雪が知ったら、怒りますよ。ストーカーじゃないですか。」


俺は、ちょっと引きながら言った。


武「えぇー?そうかなぁ!そんな事ないよー。まぁ、これに関しては、雪には了承済みだからいいの。って、そんな事は、どうでもいいの!これ見て!」


ピッと時間を早送り、ほらここ!と止まった画像に人影が映っていた。
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