千年の時空を越えて
勝は、戦い好きの新撰組を、甲府城に送ることを通達した。
慶喜「乾も行ってしまうのだな・・・。手元に置ければ、どんなに、幸せなことか・・・。」
はぁ・・・と一つ溜め息をついて、首を横に振る。
あの屋根の所まで、来ると、石を拾おうとした。
すると・・・。
『ちょっと!誰かに見られたら・・・。』
『誰も屋根の上で、こんな事してるなんて思わないよ。』
乾と誰か別の奴が、いるのか?
すると、乾の声であろう甘い声が聞こえてきた。
乾は、男に触れられても大丈夫なのか・・・。
乾『こんな所で、ダメです!」』
『こんなに目を潤ませて、僕を誘ってるのに?』
乾『誘ってないです・・・っ。』
口付けの音と、乾の甘い声を、聞いていると、胸が、ムカムカしてきた。
なぜじゃ!
だったら、先日、我慢せずとも良かったのではないか・・・。
すると、空気がピリッとした。
わしは、隠れて、乾たちを覗いた・・・。
どうしても、相手の男を見たいと思ったからだ。
しばらくすると、二人が、降りてきた。
慶喜「ふんっ。大した男ではない・・・。わしの方が、幸せに出来る・・・。」
そうして、わしは、近藤を呼びつけた。