千年の時空を越えて

陸「なんで・・・?」


玲だった。玲は、雪の乗っていた、タイムマシン後方に、何かを仕掛けていた。


信じられない気持ちがあり、フリーズする。


武「あとね、実は、雪に渡した、試験薬が使われたんだ。」


陸「どういうことですか?」


武「まだ、実験的なもので世に出てないやつ。減った分量を確認するとどうやら、解毒に使ったみたい。」


陸「なんでそんな事わかるんですか?」


武「だって、僕のかわいい雪が心配だし。」


陸「いや。これ、どう見ても、親の域越えてますよね?」


俺は、雪と博士の関係を知っている。まぁ、調べる時に、雪に頼まれて手伝ったからだけど。


武「ほら、雪はかわいいから変な害虫が付かないように見てあげないと、ねぇ?」


と、ギロッと睨まれる。


陸「う゛・・・。」


武「まぁ、今は、緊急事態だから、仕方ないけど、全部済んだら覚えておいてね?」


と、ニコッとされる。俺は冷や汗を全身に感じながら、質問する。

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