千年の時空を越えて
次の日、私は、総司さんと朝ご飯を食べていた。
きっと来る・・・。
私は、確信していた。
今までの事・・・。
そして、私への挑戦のような指令・・・。
ーシュンー
とっさに、避けた。
「やっぱり・・・。助けていたんだ・・・。しかも、生きてるし・・・。」
その声に、振り向くと、そこには、安田 玲が立っていた。
玲「乾雪・・・。あなたを、歴史の変更の容疑で・・・暗殺します!」
雪「暗殺って・・・。」
玲「ふふっ。まず、沖田を暗殺・・・。そして、あなたは、私に抵抗。もみ合いになり、射殺・・・。これで、おしまい♪」
雪「何でそんな事・・・。」
玲「あなたが、昔から、目障りなのよっ!仕事でも、恋でもっ!陸は・・・あなたには、相応しくない!」
総司「そんな事の為に!?」
玲「そんな事ってねぇ・・・。何も知らないくせに、うるさいのよ!」
雪「じゃ、じゃあ、仁和寺と・・・。」
玲「えぇ。私よ。全てあなたを陥れるために、手を組んだ。」
総司「それでも特作隊なのっ!」
玲「へぇ・・・。特作隊とか知ってるんだ・・・。雪って、心のないロボットかと思ってたのに、この人には、心を許して、話しちゃってるんだ・・・。じゃあ、情報漏洩も追加だね?ふふふ・・・。まぁ、二人とも、殺してあげるから、大人しくしなさい。フル装備の私に適うわけないんだから・・・。まずは、沖田総司からね・・・。」
総司「そう簡単にやられるわけないでしょう?」
玲「ふふっ。バカね。そんな刀で私に、適うとでも?いくわよっ!」
シュン。
シュン。
ドカッ。
雪が、玲を羽交い締めにした。
雪「今だよっ!」
総司「ありがとう!」
総司が、リング型の空気銃をはめて、玲に焦点を合わせている。
玲「ふふっ。あなたにそれは、使えない・・・。それは、特作隊・・・。」
ーシュンー
玲「う゛っ・・・。くそっ・・・っ。はぁ・・・。はぁ・・・。教えてもらってたのね・・・。」
総司「あんたって、本当にバカね・・・。」
玲「まさか・・・。」
総司はニッと笑い、手錠を玲にかけた。
すると、タイムマシンが、現れ中から、博士と陸が出てきた。
武豊「雪たん!お手柄~!」
陸「隊の情報漏洩及び歴史変更のテロに手を貸した事、殺人未遂容疑で逮捕する。」
玲「あいつは、どうなるのよっ!沖田総司がピンピンしてるじゃない!」
陸「それは、雪が、自分で始末するだろ?」
雪「っ!」
陸「待ってる・・・。お前が正しい判断をすんの・・・。待ってるから・・・。」
そう言って、二人は、タイムマシンに乗って行ってしまった。